有毒PFOSとは、何か。

2022年10月1日、「原子力空母ロナルド・レーガン横須賀配備抗議!母港撤回を求
める10.1全国集会」に参加。ヴェルニー公園から出発し、途中、米軍基地前でシュプレヒコール、市役所前まで行進した。ヴェルニー公園の集会では、弁士が声を上げて、米軍のある横須賀市の将来を懸念し訴える。「基地からのPFOS流出に調査をしないし、調査にも入らせない!」午後の熱い太陽の光を照り返す水面に揺られながら、何度も繰り返し聴衆の私にこだました

有毒PFOSとは、何か。
おお、そうだ!TVで、ニュース(9月12日21:48) 報道になっていた、あのPFOSだ!
「今年(2022年)6月、米側から防衛省に対し、米海軍横須賀基地から、健康リスクが指摘されている有機フッ素化合物PFOS を含んだ排水が基地の外部に流失した可能性があると通報された。」

横須賀基地ゲート正面にてシュプレヒコール!原子力空母は、非核3原則に反しているよ。

今年5月 米軍排水から泡を確認し、指針値を超え検出
今年6月 基地の外の海水(6月29日、米軍⇨防衛省に通報)
今年7月 基地の中の排水(米軍、再調査)
今年8月29日、米軍3回目、調査。172倍の濃度で検出

米国産オスプレイは、沖縄だけじゃないね。

「防衛省の担当者が基地の中から再び基準値以上のPFOSなど有害物質が検出されたことを(横須賀市に)報告」。尚、8月29日、3回目の調査を米軍が行った際は指針値の172倍、これまでの数値を大幅に上回る濃度だった(Web news)。
横須賀市としては、この発生事故に対して、基地内の調査をしないで終わりか。
そもそも、この物質は横須賀市だけの発生事案か。ネットニュース報道で、次々と出てくる。「使用禁止化学物質19種類、検出」、「沖縄普天間米軍施設(うるま市) 汚水流水有機フッ素化合物濃度指針値の約1600倍濃度」、「現在は、製造や輸入が原則禁止され、使用も制限されている航空機火災の際に使う泡消化剤などに含まれている(PFOS)。」
「米軍座間キャンプで検出」、「厚木基地から泡消火剤PFOS流出」。
なるほど、米軍基地で頻繁に使用されている泡消化剤であることが以上から分かる。

今年9月7日、横須賀市は、基地の外、7ヶ所を調査
今年10月6日、地位協定(環境補足協定)に言及し、市長が会見した。

時系列で、並べてみたが、今年の5月に米軍の通報によって明らかになったPFOSの検出から、横須賀市が調査したのは、4ヶ月後の、しかも基地の外!7ヶ所とは、どこで?
謎の初動行動は、深まるばかりである。